FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強したプラスチック、という意味です。FRPは数々の優れた特性を持っており、例えば強度・耐水性・成型性が優れていることから、船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として広く使用されています。

FRP防水は、上記のような優れたFRPの特性を防水分野に応用したもので、防水層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れているという特長があります。FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。従って出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、外観的にもきれいな仕上がりとなります。FRP防水の施工工程については、下記4.をご参照下さい。
また、FRP防水についてもっと詳しくお知りになりたい方は、「FRP塗膜防水工法とJASS8基準の概要」をご覧下さい。

FRP防水は、強度が大きく軽量、耐熱性、耐久性、耐食性に優れるなど素材性能としての特長の他に、樹脂の硬化速度が速いため1日ですべての工程を完了させることが可能、という大きな特長があります。
詳しくは「FRP防水の特長」をご覧下さい。


日本建築学会 L−FF仕様
工程平場(RC下地)
(勾配 1/50〜1/20)
立上り(RC下地)
1 プライマー塗り〔0.2kg/m2〕 プライマー塗り〔0.2kg/m2〕
2 防水用ポリエステル樹脂塗り〔0.4kg/m2〕 防水用ポリエステル樹脂塗り〔0.2kg/m2〕
3 防水用ガラスマット#380張付け
 (防水用ポリエステル樹脂)〔1.4kg/m2〕
 防水用ガラスマット#380張付け
 (防水用ポリエステル樹脂)〔1.2kg/m2〕
4 防水用ガラスマット#380張付け
 (防水用ポリエステル樹脂)〔1.4kg/m2〕
 防水用ガラスマット#380張付け
 (防水用ポリエステル樹脂)〔1.2kg/m2〕
5 防水用ポリエステル樹脂塗り〔0.4kg/m2〕 防水用ポリエステル樹脂塗り〔0.2kg/m2〕
保護
仕上
軽歩行用
仕上塗料塗り
〔0.2kg/m2〕
歩行用
仕上塗料塗り
〔0.4kg/m2〕
仕上塗料
〔平場と同一使用量とする〕
*L-FF仕様:日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説」(JASS8 防水工事 2008)より
*工程5では、防水用ポリエステル樹脂はトナーにて着色する
*防水用ポリエステル樹脂は、JASS 8M-101-2007による。
*防水用ガラスマット#380は、JASS 8M-102-2007による。
*上記以外の仕様については建築学会の「FRP防水工事施工指針・同解説」をご参考に。



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