☆ FRP防水とは ☆ | ||||||||||
FRP防水の概要・特長 | ||||||||||
FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。従って出来上がった防水層は強靭で継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた防水性能を発揮します。強靭な防水層は、露出仕様で車両走行が可能になることから、屋上駐車場防水として多くの実績があり、また植物の根に対する抵抗性(耐根性)にも優れていることから、屋上緑化防水としても広く用いられています。 またFRPは防食性能に優れている特徴があり、薬品槽、雑排水槽、上下水道施設などの防食用途にも広く使われています。 一方、施工面では、塗膜の硬化速度が速いため何層も塗り重ねる仕様でも1日で施工を完了させることが可能、というメリットがあります。 FRP防水の材料・仕様・用途など全般的な概要は「FRP防水の手引き」 をご覧ください。 | ||||||||||
FRP防水の材料 | ||||||||||
![]() FRP防水に使用される主な材料には、ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、補強材としてのガラスマット、保護仕上材(トップコート)、樹脂を硬化させるための硬化剤等があります。
通常の防水用途にはポリエステル系樹脂が使用されますが、腐食環境の厳しい防食用途には、耐食性に優れたビニルエステル系樹脂が使用される場合もあります。 なお、FRP防水の主な材料である防水用ポリエステル樹脂及び防水用ガラスマットについては建築学会・建築工事標準仕様書JASS8・防水工事で材料規格が定められています。 ・防水用ポリエステル樹脂:JASS8 M-101 ![]() ・防水用ガラスマット(#380:JASS8 M-102 ![]() また、当工業会では、従来品に較べ施工時の臭気を大幅に低減した材料を「環境対応型材料」として認定するシステムを実施しています。詳しくはこちら をご覧下さい。 | ||||||||||
FRP防水の仕様 | ||||||||||
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FRP防水の施工法 | ||||||||||
FRP防水の歴史・施工実績 | ||||||||||
FRP防水は1970年代初期に開発され、以降国内で急速に普及していきましたが、今日までに至る歴史については、「FRP防水工法の歴史」
をご参考に。国内におけるFRP防水の年間施工実績推移は、FRP防水の年間施工実績の推移(FRP防水材工業会集計)をご覧ください。 |